【隔週刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第105回「試合そのものは、決して柔道修行の終局の目的ではない。」

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嘉納治五郎師範_MASTER JIGORO KANO

 「試合そのものは、決して柔道修行の終局の目的ではない。」

出典:「柔道試合審判規程の改正について」
『柔道年鑑』 大正14年(1925)年1月 (『嘉納治五郎大系』2巻436頁)

第三波が猛威を振るい、いくつかの地域に緊急事態宣言が再発出、延期。コロナ禍はいまだ私たちの生活に影を落としています。当たり前が当たり前でなくなった日々。少しずつ、かつての姿を取り戻しつつあるものの、コロナ禍以前の生活の貴重さを多くの人が実感しているのではないでしょうか。
私たち柔道界でも、同じことが言えるでしょう。それでも練習やトレーニング、そして試合も、少しずつ再開し、コロナ禍以前の姿に向かって動きはじめています。
そんな中、水を差すようですが、今回は冒頭の「ひとこと」を紹介します。

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