「 何人(なんびと)に対してもその長所を長所をと求め捜して、益を請い教えを受くべきである。 」
出典:「師に対する心得」
『青年修養訓』 35号 明治43年12月 (『嘉納治五郎大系』7巻285頁)
今で言う「教員養成系大学」であった「師範学校」。その総本山とも言えるのが、東京高等師範学校でした。その校長を長年務めた嘉納師範は、その立場から、教員の在り方について多くの記述を残しています。
その一方で、数は多くありませんが、教えを受ける側の在り方についても、述べています。今回は、そのような教えを受ける側の「師に対する心得」からの一節です。
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