【隔週刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第55回「 精神の自在とは怒りたくとも怒ってはならない時には怒らず、悲しい事に出会っても悲しんではならないと思えば決して悲しまないというように、辛苦に遭っても寒暑に際してもこれらに制せられないことが最も肝要である。 」

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「 精神の自在とは怒りたくとも怒ってはならない時には怒らず、悲しい事に出会っても悲しんではならないと思えば決して悲しまないというように、辛苦に遭っても寒暑に際してもこれらに制せられないことが最も肝要である。 」

嘉納治五郎師範_MASTER JIGORO KANO

出典:「大正五年一月十五日の講話-嘉納塾教育の根本精神-」
嘉納塾同窓会雑誌 35号 大正5年9月 (『嘉納治五郎大系』5巻86頁)

最近、「身心自在」という言葉を目にする機会が増えました。嘉納師範が遺した言葉の1つです。もっとも「心身自在」と記しているものも少なくなく「身と心、どちらを先にするのが正しいか?」また「心を先に書いているから身より心を重視していた(あるいはその逆)」と言った話も耳にします。

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