(芳田司選手談話「思い切って技に入れた、もっと行ける自分を見つけた」)
体重無差別で女子柔道日本一を争う皇后盃に、東京オリンピック日本代表枠を行使して57kg級の銅メダリスト芳田司(東京・コマツ)が挑戦。2勝を挙げて16強入りを果たした。
「攻めまくりたい」と語っていた前日の言葉通り、初戦から思い切って攻め続けた。1回戦はケンカ四つの63kg級・高橋瑛美(東北・仙台大2年)を相手に左小外刈を打ち込み続けて試合を作り、左内股に左背負投と大技を繰り出す。そして2分23秒に左内股から小内刈へと繋ぐ「内股・小内」で「技有」獲得、このポイントを持ったまま優勢勝ち。3回戦はこれもケンカ四つ、70kg級の鈴木胡桃(中国・環太平洋大3年)の体の強さの前に技を弾かれ続けたが小外刈、背負投に肩車、そして左内股と攻め手を緩めず。GS延長戦5分を超えたところからは釣り手を背中、内、外と変えながら思い切った左内股を連発。2階級上の相手に跳ね技を連発する超強気の攻めで、GS延長戦8分56秒、3つ目の「指導」を得て16強入りを決めた。
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