取材・文:古田英毅・eJudo編集部
写真:辺見真也・乾晋也
序盤戦最大のアップセットはこの一番。初出場の18歳、新井道大(関東・東海大1年)が2回戦で中野寛太(近畿・旭化成)に勝利。優勝候補に推す声もあった重量級のホープを下して満場の喝采を浴びた。
インターハイ100kg級2連覇。高校3年生で全日本ジュニアも制し、1月にはグランプリ・ポルトガルで決勝まで進んだ新井は期待の大物。しかし月初の全日本選抜体重別では初戦で僅か13秒の一本負けを喫し、シニアの壁に弾き返されたばかりだった。しかも相手は、負傷の情報ありとはいえ、近畿地区大会を2連覇した重量級のホープ中野。トーナメントの各所にファンのアップセット予想多々あれど、この一番の新井の勝利を推す声は極めて少なかった。
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