【プレビュー】田中はマトニヤゾワと決勝対決が濃厚、フェン・インインとの準決勝は要警戒／アジア競技大会・杭州 女子70kg級

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優勝候補は、第1シードの田中志歩(JR東日本)と第2シードのグルノザ・マトニヤゾワ(ウズベキスタン)。順当ならばこの2人が勝ち上がり、決勝を戦うことになるはずだ。田中は昨年の世界選手権での右膝の怪我からまだ完全には復調し切っておらず、現在は本来の大技一発を狙うスタイルではなく、組み手により相手を制することを軸に戦っている。一方のマトニヤゾワはパワーと腰の強さを前面に押し出すスタイル。組み手が相四つであることから、ある程度は力勝負を受け入れる必要があると予想され、そこでどのようなパフォーマンスを見せられるかが勝敗を分けるポイントになるはずだ。そしてその対処法から、田中の復調具合が確認できるだろう。