「 柔道は手段学というても不可なきものであって、その修行はすべの成功の最良手段を攻究するにあるのであるといってもいい。 」
出典:「上段の柔道について」 柔道 4巻8号 大正7年8月
(『嘉納治五郎大系』2巻63頁)
本連載48回において、嘉納師範が講道館柔道を上・中・下段の3つに分けて説明したことを紹介しました(http://www.ejudo.info/newstopics/003369.html)。その中で、筆者は以降、この様な説明が見られないことから試験的なものだったと推測しました。
ただ、正確に言いますと、柔道を3つに分けて説明した「柔道」4巻7号の次の号で<上段の柔道>について「上段の柔道について」という、そのままのタイトルで改めて言及しています。今回の「ひとこと」の引用元です。
スポンサーリンク