(②「一回戦」(上)からつづく)
→令和4年全日本柔道選手権大会組み合わせ(公式サイト)
一回戦(右側)
古田 トーナメントは逆サイドに移りまして、まずは中野寛太(近畿・天理大4年)選手と上川大樹(中国・広島刑務所)選手による一番。これは、既に「注目選手」の項で特に林さんに濃くお話し頂きました。本格派同士の激突ですね。
林 真っ向勝負だったら本当に面白いですね。
古田 そしてどちらも一発で勝負を決める足技があります。
西森 実は中野選手はまだ全日本で1勝を挙げられていないのですよ。
朝飛 ああー。
古田 巡り合わせですよね。
西森 今回で4回目の挑戦。近畿予選の勝ち上がりを見る限り、中野選手はこれまでよりひと回り、ふた回り強くなっているはず。この上川選手との一番を乗り越えられたら、羽賀選手との対戦が待っています。非常に楽しみですね。
林 年齢から言っても、若い強化選手として受けている期待の高さからも、ここは中野選手にとってはむしろ絶対に負けたらいけないという一番です。
古田 近畿地区予選では黒岩貴信選手を送襟絞「一本」で取り、決勝では西尾徹選手を支釣込足と崩上四方固の合技「一本」で破りました。引き手側の支釣込足だと聞きました。レベルの高い技を、高いレベルの試合で使いこなしていますね。
林 この前、穴井隆将監督とお話した時も、「中野、強いですよ」と非常に高く買っていました。
朝飛 中野選手が気を付けなければいけないのは、1分45秒までですね。
一同 (笑)。
林 1分45秒。刻みますね(笑)
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