⑧「準決勝・決勝」/令和7年全日本柔道選手権大会・予想座談会

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座談会メンバー。上側左から時計回りに朝飛大、西森大、垣田恭兵、古田英毅。

⑦「準々決勝」からつづく)

準決勝

中野寛太(推薦・旭化成) ― 太田彪雅(東京・旭化成) 田嶋剛希(推薦・パーク24) - 王子谷剛志(九州・旭化成)

準決勝予想カードを前に

古田 当座談会予想のベスト4が出揃いました。中野寛太選手、太田彪雅選手、田嶋剛希選手、王子谷剛志選手。まず西森さんの方からこのメンバーを見ての感想をひとこと頂いて、次に進みたいと思います。西森さん、いかがでしょう。冒頭、全日本の次の時代が始まるかもという見立てを語った後ではありますが、

西森 上位に関しては意外とこれまでと変わらない、全日本は厳しいなというのがまず最初の感想ですね。ただ、勝ち上がって来るであろうと予想される選手を俯瞰的に見ると、「取られる絵」が浮かびづらい選手が上がってきているということが言えると思います。中野選手は相手の圧をずらして足技を飛ばしながらペースを握れる。太田選手は「鉄壁の釣り手」、 加えて攻める方でも内股系から背負投系まで幅広い取り味がある。田嶋選手は思い切りよく攻撃に振り切ることが防御も兼ね、小兵であることを補っている。王子谷選手は体の生かし方を良く知り、立ち技・寝技ともに非常に安定感がある。

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