【プレビュー】男子個人試合7階級展望/第71回インターハイ柔道競技

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60kg級 小野日向がV候補筆頭、高校選手権王者松永烈との準決勝が山場

2連覇を狙う小野日向

昨年のインターハイを圧勝で制した小野日向(東京・足立学園高)がV候補筆頭。小野が欠場した全国高校選手権のチャンピオン・松永烈(福岡・福岡大大濠高)がこれに挑む。

以下、高校選手権2位の福田大和(滋賀・比叡山高)、同3位の田窪剛共(島根・開星高)と加藤匠(鹿児島・明桜館高)らが後を追うというのが大枠の勢力図。

小野は昨年までの強さであれば今回も敵なし。ただし全国高校選手権をコンディション不良のため欠場してからはペースが落ちており、東京都大会決勝では「技有」を失うなど意外な苦戦。これまで圧勝してきた団体戦でも金鷲旗大会では100kg級の強者中川凱斗(神戸国際大附高)に大外刈で一本負けを喫しており(体格差を考えればむしろこれが当然だが)、一時ほどの絶対性は薄れている。準決勝の松永戦が山場だが、投げで勝負するタイプゆえこれは柔道が噛み合いそう。福田など、手数と寝技に振った粘戦タイプに付き合わされる展開がもっとも揉める可能性があるのでではないか。ただしV候補筆頭の評価は揺るがず。最大の課題は相手にはなく、己のコンディション調整にあると見る。

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