文責:古田英毅
Text by Hideki Furuta
激戦を勝ち上がってベスト4に残ったのは富士学苑高(山梨)、埼玉栄高(埼玉)、比叡山高(滋賀)、敬愛高(福岡)。優勝候補の富士学苑と敬愛は余裕を持って、埼玉栄と比叡山はエースの力を存分に生かしてこの最終ステージまで勝ち残った。それぞれのチームの勝ち上がりを簡単に紹介したい。
絶対の優勝候補と目される富士学苑は第1シード。スターティングは先鋒から大久保藍、木下亜連、齊藤咲花、川崎愛乃、山本海蘭。2年生の大久保と1年生の木下に前半の抜き役を担わせる策を採り、63kg級の強者杉山凛と全国中学校大会最重量級を制した1年生・小出穂香を決戦兵力として補欠に残した。
2回戦は3人で出場した杵築高(大分)に大久保が全勝、不戦四人で勝利。3回戦も選手2人を欠いた三井高(福岡)を相手に大久保が3連続一本勝ちを収め、不戦四人の快勝。
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