取材・文・評:古田英毅
写真:乾晋也・辺見真也
【準決勝まで】
ウルフアロンは3位を確保
東京五輪代表のウルフアロン(了徳寺大職員)が、1年2か月ぶりに実戦復帰。既報の通り優勝はならなかったが、3位を確保した。
2回戦から登場したウルフは動きが重く、好調とは見えず。しかし本人も「初戦でパフォーマンスが良くないことはわかった」と早い段階でモードを切り替え。組み手と圧力、そして寝技で手堅く勝ちを得る形に修正し、初戦は金澤聡瑠(国士舘大3年)をGS延長戦35秒「指導3」、3回戦は全日本ジュニア王者の新井道大(埼玉栄高3年)を3分1秒送襟絞「一本」、準々決勝は金野晃大(日本大4年)をGS延長戦1分57秒横四方固「一本」で下してベスト4入り。準決勝は昨年度の学生王者植岡虎太郎(天理大4年)の背負投を止めきれずGS延長戦3分17秒「指導3」で屈したが、3位決定戦は今季全日本強化選手選考会・全日本学生体重別選手権と2冠の熊坂光貴(国士舘大4年)をGS延長戦1分27秒、内股「技有」に仕留めて表彰台を確保した。
スポンサーリンク