ワールドランキング上位36名のみが参加を許されるIJFワールドツアー最高位大会、ワールドマスターズ・エルサレム2022が20日、現地イスラエルのパイス・アリーナで開幕。初日の男子は2階級の競技が行われた。
60kg級はイ・ハリン(韓国)が優勝。3週間前のグランドスラム東京では国内2番手のジョン・スンビョンの戴冠をよそに3位に終わっていたが、序列逆転の危機感からかこの日はキャリア出色の進退。2回戦で組まれたイェルドス・スメトフ(カザフスタン)戦という山場をGS延長戦の大内刈「技有」で突破すると、準々決勝はフランシスコ・ガリーゴス(スペイン)を背負投「技有」の優勢、準決勝はツラン・バイラモフ(アゼルバイジャン)をGS延長戦の背負投「技有」と強敵を次々に撃破。決勝は日本代表の永山竜樹(了徳寺大職)から先手攻撃で「指導2」を先行、GS延長戦22秒には左小内刈で転がして「技有」。みごと優勝を決めた。
注目のジョンは2回戦のヤン・ユンウェイ(台湾)という高いハードルを乗り越えられず。横四方固「一本」で敗れて入賞なしに終わった。
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