【速報レポート】頂点対決は阿部に軍配、丸山破って4度目のV/ドーハ世界柔道選手権2023・男子66kg級

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優勝を決めた阿部

カタールで開催中のドーハ世界柔道選手権、8日の男子は66kg級が行われ、東京五輪の金メダリスト・阿部一二三(パーク24)が大会2連覇を成し遂げた。阿部は世界選手権4度目の優勝、昨年決勝と同カード対決となった決勝で丸山城志郎(ミキハウス)を破った。

阿部はこれで対丸山戦5連勝。来年に控えるパリ五輪代表内定が決定的な情勢となった。

速報レポートは下記。日本代表選手の全試合戦評と、66kg級全試合結果は別掲。「評」は引き続いて掲載予定。

文責:古田英毅

速報レポート

【準決勝まで】

阿部一二三(パーク24)と丸山城志郎(ミキハウス)、今大会も日本人「2強」が圧倒的な強さで決勝まで勝ち上がった。

「力」の阿部、大技で投げ捲って会場を魅了

2回戦、マッティオ・ピラスから大外刈でまず「技有」

阿部は初戦からハイペース。2回戦はケンカ四つのマッテオ・ピラス(イタリア)がしつこい袖の絞りと寝技で展開の先送りを企図するが、阿部は付き合わない。1分35秒の組み際に両袖のまま釣り手を上げての右大外刈を叩き込みまず「技有」。直後ピラスがまたもや釣り手で袖を抑えると、阿部はこれを起動スイッチに両袖の右袖釣込腰。「肘抜き」で相手の体をおのが背中に貼りつけ、横走りで投げ切り2分6秒「一本」。

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