【直前展望】2回戦で組まれた橋本vsシャヴダトゥアシヴィリがトーナメントの様相決める/ドーハ世界柔道選手権2023・男子73kg級

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3回戦に臨む橋本壮市

エントリーは55名。「階級概況・勢力図」で示した予想からのシード選手配置の変更はなし。

シード枠から漏れた有力選手は、橋本壮市(パーク24)がプールAで第1シードのラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ(ジョージア)の直下。マフマドベク・マフマドベコフ(中立選手団)は、プールB上側、第4シードのムロジョン・ユルドシェフ(ウズベキスタン)の山に置かれた。ダニエル・カルグニン(ブラジル)は、負傷により出場を回避している。

日本代表の橋本は、2回戦でいきなり優勝候補のシャヴダトゥアシヴィリとマッチアップする、極めて過酷な配置を引いた。大会前の囲み取材では「初戦から決勝が来るくらいの覚悟でいる」という旨を語っていたが、まさにそのとおりの組み合わせとなってしまった。対戦成績は3勝1敗ながら、昨年に限れば1勝1敗、それもどちらもGS延長戦での決着と競った内容となっている。まさに、決勝級の相手である。また、シャヴダトゥアシヴィリはパワー派のベテラン。相応に消耗している上位戦とは違い、初戦ということで常以上にその怪力は脅威になるはず。以降の組み合わせも決して楽とは言えないが、まずはこの試合に集中したい。

有力選手の配置、各プールのひとこと展望は下記。有力選手の特徴については「選手名鑑」を、組み合わせは公式サイトで山組を確認のこと。

【プールA】

ラシャ・シャヴダトゥアシヴィリ
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