【隔週刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第4回「柔道勝負法では勝負と申すことを狭い意味に用いまして人を殺そうと思えば殺すことが出来、傷めようと思えば傷めることが出来、捕らえようと思えば捕らえることが出来、また向うより自分にそのようなことを仕掛けて参ったときこちらではよくこれを防ぐことの出来る術の練習を申します。」
【隔週刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第3回「柔道と申すものは体育勝負修心の三つの目的が有っておりましてこれを修行致しますれば体育も出来、勝負の方法も練習出来、一種の智育徳育も出来る都合になっております」
【隔週刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第2回「柔道の修行は、攻撃防禦の練習によって身体精神を鍛錬修養し、斯道の神髄を体得する事である。そうしてこれによっておのれを完成し世を補益するが柔道修行の究竟の目的である。」