【レポート】「愛媛の柔道熱に驚き」、初の四国開催は大盛況/DaiwaHouse presents 第八回 野村道場

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初めて四国で行われた「野村道場」。野村忠宏氏が小中学生と楽しく汗を流した。

五輪3連覇のレジェンド・野村忠宏氏が主催する柔道イベント「DaiwaHouse presents 第八回 野村道場」(Nextend主催、大和ハウス工業特別協賛)が 8月13日、愛媛県松山市の愛媛県武道館で行われた。

一流柔道家と子どもたちが柔道を通じて交流を図るこのイベントは今回が8回目で、四国ではこれが初めての開催。今回の特別講師には2010年東京世界選手権100kg級の金メダリストで現在天理大学で監督を務める穴井隆将氏、スペシャルゲストには今年5月のドーハ世界選手権今年5月のドーハ世界選手権女子57kg級で金メダルを獲得した出口クリスタ選手の世界王者2人が招かれ、さらに“柔道界人気ナンバーワンYoutuber”ドンマイ川端氏もゲストとして参加。四国の小中学生約150人と、盛りだくさんのメニューで柔道を楽しんだ。

豪華講師陣が集った。左から穴井隆将氏、野村忠宏氏、出口クリスタ選手、ドンマイ川端氏。

イベントは「礼節指導」に始まり、恒例の「サーキットトレーニング」で全員が体を動かすと、子どもたちが待ちかねた講師陣の技指導へと進む。

出口クリスタ選手は大外刈を指導。相四つでは独特の「“猫手”で引っ掛ける釣り手」を紹介し、ケンカ四つでは「パズルのようにカコっと嵌まる場所がある」と、膝を「踵と踝(くるぶし)の間で止める」技法を指導。穴井氏は子供たち向けにわかりやすく「引き手で腕時計を見ながら、釣り手で魚釣り」と内股の崩しを解説した。野村氏は「高さも幅も方向も、“おんぶが出来るように”」と得意の背負投のコツを紹介した。

指導を受けての打ち込み稽古が終わると、野村氏と特別講師、ゲストを交えた2分6本の乱取り稽古がスタート。穴井氏は「小学生には夢を、中学生には現実を」と呟きながら、優しい受けと鋭い足技の2極を行き来して熱のこもった乱取り。野村氏も子どもの技を引き立て、楽しませつつ、学ばせつつの乱取りを繰り広げて子どもたちは大盛り上がりだった。

恒例の質問コーナーは、ドンマイ氏が会場を沸かせ、特別講師が真面目に答えるといういつもの構図で和やかに進んだ。野村氏の「穴井先生は体の小さい人の気持ちがわからない」、応えた穴井氏の「野村先輩は天才やから凡人の気持ちがわかならい」といった掛け合いも交えつつ、「あきらめない」(穴井氏)、「3年後の自分をイメージする」(野村氏)、「自分の“心のご機嫌”を取る」(出口選手)、「憧れの選手を作ってその柔道を目指す」(ドンマイ氏)などそれぞれの小学生時代を思い出しながら、子どもたちの疑問や悩みに、熱心にアドバイスを送っていた。

恒例の豪華プレゼント企画と、「じゃんけん大会」を経て、約2時間半の教室は終了。

野村氏の「一生懸命柔道やっているみんなを見て嬉しかった!」という言葉と、観客席への「お父さんお母さん、子どもたちに結果を求める気持ちはわかりますけど、なにより一生懸命頑張る努力、笑顔を褒めてあげてください」という呼びかけで、四国初開催の「野村道場」は終了となった。

囲み取材に応じた講師・ゲストのコメントと、写真によるイベントレポートは下記。

第八回野村道場記念撮影
全員で記念撮影

野村忠宏氏のコメント
「まず愛媛県に集まってくれたみんなの柔道熱の高さにびっくりしました。すごく楽しかったです。子どもたちには、いまは、自分の得意技を磨きながら、何よりもまず存分に柔道を楽しんで欲しい。強くなるためにも、柔道を続けてもらうためにも、自身の内から出てくるエネルギーを引き出してあげないといけない。そのためには、ノビノビ、楽しくやってもらうことが一番です。そのうえで、世界を獲った選手と触れ合うことで、その技の凄さや心の強さを感じて貰って、カッコいい、目指したいと思ってもらえればと思います。自分たちも子供のときに、柔道教室で偉大な王者に声を掛けて貰って、未来への希望を抱けた。今度は自分たちが機会を作る番だと、いつも思っています。そして、たとえ柔道を辞めたとしても、その先もずっと柔道ファンでいてもらいたい。その種をまけるようなイベントでありたいと思っています。今後は全国で展開していきたいですし、状況が整えば、子どもたちと一緒に海外に行って、柔道を通じて、国際交流のきっかけを作るようにしたいですね」

穴井隆将氏のコメント
「こんなに整った設備の中で柔道教室やるのは初めてです。こんなに盛大な演出の中で柔道教室させて頂いて感無量です、というのが正直なところ。自分の持ってるものを現役を過ぎて発揮できるのはこういう場しかない。幸せです。凄くいい経験が出来ました。そして、私は講師という立場でしたが、エネルギーを貰った側だなと実感しています。子どもの熱量、取り組む姿勢を見て、心を新たにして明日から頑張りたい。」

出口クリスタ選手のコメント
「こんなに整った設備の中で柔道教室やるのは初めてで、凄くいい経験が出来ました。きょう出合った子供たちが、いずれ世界の畳に立つことを楽しみにしています。ワールドマスターズで怪我をしたばかりで100%の状態ではなかったのですが、野村さんから『今度は五輪金メダリストになって来て』と声を掛けて頂きましたし、ぜひまた来たいです。教えるのは難しく、自分の技術をきちんと言葉にして整理しなければな、と改めて思いました。勉強になりました」

ドンマイ川端氏のコメント
「僕にも聞くんですか?今日も、すごく楽しく柔道出来て良かったです。3回目から出させて頂いていますが、9回10回と出させて頂けるように頑張ります。技は、素晴らしい先生方がいらっしゃいますので、自分は『楽しさ』方向で!いい雰囲気作っていきます」

イベントレポート

豪華講師陣が勢揃い。初めて愛媛で「野村道場」が開催された。
野村忠宏氏。「笑顔、元気で行こう!」
穴井隆将氏。「柔道の楽しさ、素晴らしさを伝えたい」
出口クリスタ選手。「一生懸命楽しむので、皆さんも楽しんでください」。
ドンマイ川端氏。「お父さんお母さん、僕ですよ!今日は1日よろしくお願いします!」
約150人の小中学生が愛媛武道館に集った。
出口クリスタ選手の大外刈指導。
ケンカ四つの大外刈。「カコンとパズルのように膝を止められる位置がある」「釣り手は顔が戻ってこないようにここに当てて」
穴井氏の内股指導。野村氏「先生、スピードが遅いのでは」。穴井氏「迫力は落ちましたが理論はしっかりしてます!」
「釣り手は魚釣り、引き手は腕時計」。「後は脚が触れば飛ぶくらいに崩し、作る」。
野村氏の背負投指導。「腰の高さ、脚の幅、場所、方向、すべては”おんぶが出来るように”」
未経験者の柔道教室も行われた。野村氏、穴井氏らが受け身を指導。
打ち込みを指導。「しっかり受けて、相手の技を作ってあげて」。
2分6本の乱取り稽古で交流。
穴井氏。この日の乱取りのテーマは「小学生に夢を、中学生には現実を」。鋭い足技を連発していた。
質問コーナー。体格の良さに穴井氏思わず「将来は天理大に」。
豪華なプレゼントに笑顔
出口選手はサイン色紙をプレゼント。
ドンマイ氏は「僕が普段普通に着てるTシャツ」を直筆サイン入りでプレゼント。意外にも「欲しい!」と大歓声が上がっていた。
サイン色紙を貰って記念撮影。
ハイタッチで楽しい1日は終了。お疲れ様でした!

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