【レポート】新井心彩が高校カテゴリ2階級制覇、格技の本質感じさせる「腰で投げる」柔道貫く/第71回インターハイ柔道競技女子個人試合57kg級

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取材・文:古田英毅、eJudo編集部
写真:乾信也、古田英毅

準決勝まで

新井心彩、「一本」連発で決勝へ

役者が揃った激戦階級。トーナメント配置には偏りあり、主役級の強豪が1つの山に集中した。注目はCブロック。昨年度インターハイ63kg級王者で全日本ジュニア57kg級2位の荒川清楓(岡山・創志学園高)、同じく昨年度全国高校選手権52kg級を制した新井心彩(埼玉・埼玉栄高)、そしてトーレスカミラ(群馬・常磐高)のV候補3人がベスト8までに潰し合う激戦区だ。

2回戦、トーレスカミラが杉本善瑛から開始早々に大外刈「技有」

最初に畳に現れたのは2年生のトーレス。1回戦は杉本善瑛(秋田・本荘高)を相手に組み合うなりの左内股「技有」、そして崩袈裟固に抑え込んで僅か30秒の合技「一本」。強さを見せつけ、2回戦で早くも荒川と激突することになる。

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