(「⑦準々決勝」からつづく)
準決勝
原沢久喜(中国・長府工産) ― 王子谷剛志(九州・旭化成)
古田 原沢久喜選手と王子谷剛志選手。ともに全日本王者、平成30(2018)年大会では決勝を争い、これまで数々の名勝負を繰り広げて来た2人の対戦です。朝飛先生の方からお願いします。
朝飛 まさにライバル対決ですね。楽しみです。ここまでくるとスタミナ・精神力に左右される部分が非常に大きくなるのですが、二人とも今すごくコンディションがいいと聞きます。この準決勝においても、攻め合えるぐらいの余力が残っているのではないかと予想されます。どちらも、間合いであったり、今の自分のポイントがどこになるのかをしっかり考え、予想しながら戦える選手ではあるのですが、まさにその部分。試合の中で流れを見極めて、手だてを繰り出し、展開を掴んでいく能力には原沢選手の方が長けている。去年の試合もそうですが、試合が進めば進むほどこの長所が目立ってきます。小差のまま、素晴らしい攻め合いのまま、しかし、最後の「指導」1つを取って、原沢選手の勝ちになるのかなと予想しています。
古田 ありがとうございます。西森さん、いかがでしょうか。
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