4月29日の全日本柔道選手権大会で、6年ぶり4度目の優勝を果たした王子谷剛志(九州・旭化成)のコメント要旨は下記。表彰式後に報道陣の囲み取材に応じた。
王子谷剛志「自分にとっては全日本が全て、もう一度輝きたかった」
―― 場内インタビューでは涙が。その時の心境は?
優勝予想にも挙げられていなかったので、奇跡を起こしたという気持ちが強いです。最後まで自分を信じて戦い抜くことが出来た。もう11回目の出場ですが、自分にとって全日本は常に夢の舞台。出場するためには厳しい地区予選を勝ち抜かねばならない。九州地区予選で自分に敗れて出場できなかった選手の思いも持って戦いました。
―― 6年ぶり4度目の優勝。これまでの3回との違いは?
正直、自分はもう終わった選手だと思われていたと思います。そこからどうにかして輝きを取り戻すことをテーマにしていました。へこんだ自分を持ち上げてくれた所属チームなど、いろんな方々に支えられて来ました。自分一人で勝ちきった大会ではありません。
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