【月刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第128回「贈答の品物は、価格に多少をもって論ぜず、心の籠ったものを貴ぶということにしたい。」

嘉納治五郎師範のひとこと
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「贈答の品物は、価格に多少をもって論ぜず、心の籠ったものを貴ぶということにしたい。」

月刊・嘉納治五郎師範のひとこと
月刊・嘉納治五郎師範のひとこと

出典:「柔道の主義に適った社会生活」 柔道4巻5号,大正7年(1918)5月(『嘉納治五郎大系』4巻268頁)

マスク生活から始まった2023年でしたが、コロナの影響から解放され、以前の生活に戻りつつ年末を迎えようとしています。

さて、年末から翌年の1月初旬にかけて、人に贈り物をする機会が増えます。お歳暮にクリスマスプレゼント、お年玉、年賀状もそうでしょうか。そんな贈答品について師範が遺したのが今回の「ひとこと」です。

畳の上の柔道で得たものによる社会改善。
それが決してきれいごとや単なる理想ではなかったことは、師範が遺した膨大な量の文章から分かります(長期にわたって本連載を読んでくださってる方々には、耳にたこができるお話かもしれませんが、もう何度も聞いてるよ!と思った方は、本連載第16回第104回を改めて読んでいただきたいと思います)。

今回の引用元である「柔道の主義に適った社会生活」と題された論考も、そのうちの一つです。

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