【隔週刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第44回「 平素倒れまいということにあまり拘泥していると、巧みに倒れることが出来難くなる。巧みに倒れることが出来ないと、無理に頑張るようになる。そういうことから怪我もすれば、負けもする。 」
【隔週刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第42回「同じ力を働かせるにしても、どれだけは職務のため、どれだけは自己の修養のため、どれだけは家族のため、または社会のためとか、それぞれ力の配り方を考え、しかもその用いる一切の力を少しも過誤のないように使わなければならぬ。」
【隔週刊・嘉納治五郎師範のひとこと】第34回「私は柔道の修行を始めてから四十余年、その間絶えず攻撃防禦の百般につき工夫し、ついにそれらの間に一貫した原理があってしかもそれは精力の最善活用にあるということを確信するにいたった。」